このページでは、中古車を購入する際にチェックするべきポイントを紹介します。
もくじ
メンテナンス記録を確認する
車には、定期的に交換するべきものがたくさんあります。
車には、記録簿、メンテナンスノートといったものが備え付けられており、それまでのメンテンナンスの履歴が記録されています。
中古車を購入する時は、その車が適切なメンテナンスを受けてきたかを確認することが必要です。
その中でも、特に重要なのがオイル関係のメンテナンス記録です。
オイルが適切に交換されていないと故障に結びつくので、最低限オイルの交換履歴だけでも確認しておきましょう。
主な交換すべきオイル類を紹介します。
エンジンオイル
エンジンオイルは、エンジン内の潤滑油の役割を果たすオイルです。
エンジンは金属でできていますが、エンジンオイルが膜を張っているおかげで、スムーズに動くことができます。
エンジンオイルは、3,000kmごと、5,000kmごとに変えましょう。といったことをよく聞きますが、最低限1年、1万キロごとに交換されていれば大丈夫でしょう。
エンジンオイルフィルター
エンジンオイルフィルターはエンジンオイルに不純物が混じらないようにするためのフィルターです。
エンジンオイルには、エンジン内の金属粉やゴミなどが少しずつ混じっていきます。これを捉え、除去するのがエンジンオイルフィルターの役割です。
エンジンオイルフィルターが汚れていると、エンジンオイルの循環の邪魔になるばかりか、エンジンオイル内に不純物が貯まってしまい、エンジンを傷つけてしまう原因にもなります。
エンジンオイルフィルターは、1年に1回程度交換されている車が理想です。2年以上交換されていない車は避けましょう。
オートマフルード(ミッションオイル)
オートマフルード(ミッションオイル)は、車のトランスミッション(変速機)の潤滑油です。
通常は、オートマチック車のオイルをオートマフルード、マニュアル車のオイルをミッションオイルと呼びます。
オートマフルード、ミッションオイルは、車種によっては無交換で良いものもありますが、一般的には5万キロ~10万キロの範囲で交換時期が設定されています。
ネット上ではオートマフルード、ミッションオイルは無交換でも良い。変えると逆に調子が悪くなる。といった記事もありますが、これは半分当たっており、間違いでもあります。
どういうことかというと、オートマフルード、ミッションオイルは交換しなくても10万キロ~15万キロくらいまでは特に問題なく走ることが出来ます。
また、交換時期を大きく超えている車のオイルを交換すると、ミッション内の不純物がミッション内に循環してしまい、不具合の原因となるというのもまた事実です。
しかし、オートマフルード、ミッションオイルをずっと交換しないままだと、20万キロを超えたあたりから不具合が出てきて、ミッションの交換が必要になる可能性が高くなってしまいます。
15万キロ以上、出来る限り乗り潰すつもりの中古車を購入する時は、オートマフルード、ミッションオイルが適切に交換されているか、チェックしましょう。
消耗品の状態を確認する
続いて、交換されていなくてもすぐに不調につながるわけではないが、いずれ交換しなければならないものを紹介します。
タイヤ
タイヤの溝が浅くなっていると、雨の日の制動力が落ちて危険です。
タイヤの溝は、1.6mm以下になると車検に通らなくなります。
購入している車のタイヤの溝が3mm以下になっていた場合は、新品のタイヤを安く交換してもらうような交渉をしましょう。
ワイパー
ワイパーゴムが劣化していると、拭き跡にスジが残ったりして視界不良につながります。
そのままでは車検にも通りません。
購入を検討している車のワイパーゴムが劣化している場合は、無料で新品に交換してもらうように交渉しましょう。
バッテリー
バッテリーが弱っていると、ヘッドライトが暗くなったり、最悪の場合はエンジンが掛からなくなってしまいます。
中古車を購入する際は、かならずエンジンを掛けてみて、スムーズにエンジンがかかるかどうかを確認しましょう。
バッテリーが弱っていた場合、無料又は新品バッテリーに交換してもらうように交渉しましょう。
タイミングベルト
タイミングベルトは、一般的に10万キロを目安に交換しなければならない部品です。
タイミングベルトが切れると、走行中にエンジンが停止する恐れがあるため、必ず交換しておかなければなりません。
購入する車が10万キロ近く、又は10万キロを超えているのにタイミングベルトが交換されていない場合、無料で交換してもらうように交渉しましょう。
最近の車は、交換不要のタイミングチェーンを採用している車も多くなっており、そういう車であれば交換の必要はありません。
事故歴、修復歴を確認する
修復歴とは、
- フレーム(サイドメンバー)
- クロスメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロア
- トランクフロア
を修理、交換した車が、「修復歴有り」となります。
事故などでそれ以外の場所を修理、交換した場合は、修復歴を告知する義務はありません。
また、中には修復歴を隠そうとする悪質な業者も存在します。
「修復歴なし」の車を購入する時は、外見から確認できる範囲で良いので、明らかな修復歴がないかどうかを確認しましょう。
主なチェックポイントを紹介します。
・ボンネットやドアヒンジ、トランクのボルトが錆びていないか
・ボンネット、ドア、トランクのチリ(隙間)は一定か
・バンパーやドアなど、色が違う部分はないか
・スペアタイヤ収納部分が錆びていないか
その他、左右対称の部分はきちんと左右対称になっているか。なども外見から事故歴、修復歴を見分けるポイントになります。
我々はプロではないので100%見分けることは出来ませんが、じっくりと確認すれば、素人でもある程度は見分けることが出来ます。
自信がなければ保証付の車を買う
車に詳しくない方など、中古車の状態を見極める自信がない方も少なくないかと思います。
そんな時は、保証付きの車を選ぶようにしましょう。
ディーラーや大手中古車販売店では、1年~10年の保証を付けることが出来ます。
当然、保証期間内に車が故障した場合は、無料で修理をしてもらうことができます。
中古車の保証に関して、詳しくはこちらの記事で説明しています。
安心できる中古車を紹介してもらう
当サイトで紹介している「なびくる+」という中古車紹介サービスは、一般には流通していない非公開車両を含めた豊富な中古車の中から、自分にあった一台を紹介してもらうことが出来ます。
また、最長で10年保証をつけることができるので、安心です。
利用は無料で、必ず車を購入しなければならないといったこともないので、一度試してみて下さい。