ホンダは、フリードモデューロXコンセプトを東京オートサロン2017に出品する。
カッコよく強化されたフリードモデューロXを詳しく紹介していこう!
フリードモデューロX
フリード、モデューロXは、2016年に発売された新型フリードのコンプリートカーだ。
モデューロXブランドが2012年に立ち上げられてから、フリードとしては初のモデューロX設定となる。
ホンダ、フリードモデューロXは2017年夏ごろに発売されると予想されている。
デザイン
先日、東京オートサロンに出品されるフリードモデューロXコンセプトのデザインが公開された。
出典ホンダ
現在オプションとしてラインナップされているモデューロパーツと比べてみると、エアロバンパーとテールゲート、ロアスカートなどはもデューロパーツと同じ形状に見える。
ただ、レッドのアクセント入りのものは現時点では販売されていないので、塗装は専用のものになっている。
ミニバンだからなかなかスポーティーなデザインにするのも難しいだろうが、赤いラインが入っているとスポーティーに見えるものだ(笑
モデューロXの性能は?
出典ホンダ
モデューロXは、コンプリートカーのブランドということで、見た目だけではなく走行性能の向上も図られている。
具体的には、専用のサスペンションと専用のブレーキローターなどがおごられるだろう。
詳しくは東京オートサロンで公表されるはずだ。
エンジンスペックはベースモデルと同じ。
<ガソリン車>
最高出力・・・131ps/6600rpm
最大トルク・・・15.8kgm/4600rpm
<ハイブリッド車>
エンジン最高出力・・・110ps/6000rpm
エンジン最大トルク・・・13.7kgm/5000rpm
モーター最高出力・・・29.5ps
モーター最大トルク・・・16.3kgm
ハイブリッドにもモデューロXが設定されるかは分からないが、フリードのハイブリッドはパワフルなので、是非ハイブリッドにも設定して欲しいものだ。
G’sやニスモと比較してどうなのか
出典トヨタ
自動車メーカーのコンプリートカーブランドとしては、トヨタのG’s、日産のニスモ、スバルのSTIなどがある。
ホンダのモデューロXは、これらのブランドと比較してどのような違いがあるのだろうか。
こういったコンプリートカーで強化される部分といえば、
・エンジン
エンジンのチューニングや専用エンジン搭載による、ハイスペック化
・ボディ強化
スポット溶接の追加やブレースの追加によるボディ剛性の強化
・サスペンション
スポーティーな走りに耐えられるような専用サスペンション(一般的には硬め)
・ブレーキ
パワーアップしたエンジン、ボディに対応できるように強化されたブレーキ
・空力
エアロパーツなどによる空力性能の向上
代表的な強化ポイントは今紹介したような部分だが、各ブランドごとにどういった強化が施されるかを表にしてよう。
モデューロX | G’s | ニスモ | STI | |
---|---|---|---|---|
エンジン | × | × | ○ | ○ |
ボディ | × | ○ | ○ | ○ |
サスペンション | ○ | ○ | ○ | ○ |
ブレーキ | ○ | ○ | ○ | ○ |
空力 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スバルにもエンジンが強化されないGTIスポーツがあったり、トヨタでエンジンが強化されるGRMNがあったりと例外はあるものの、一般的には上の表のようなチューニングとなっている。
現段階では、G’sやニスモに比べるとスポーティー度合いは弱いと言わざるをえない。
モデューロXは、2012年に立ち上げられてまだ4年目という歴史の浅いブランドだ。
これからの飛躍に期待しよう。