スリップサインが出るほどタイヤがすり減っている車を売る時、マイナス査定になってしまうのでしょうか。
スリップサインとは
タイヤのスリップサインとは、タイヤの残り溝が1.6mm以下になったことを知らせる、タイヤの溝の中につけられた出っ張りです。
スリップサインが表に出てくると、溝が1.6mm以下になっているということであり、車検に通りません。
車検に通らないばかりか、制動力が大きく低下し、大変危険なので、タイヤを交換する必要があります。
査定に与える影響
車の査定で、タイヤの残り溝は、5mm以上でプラス査定、1.6mm以下でマイナス査定となります。
詳しいプラス金額、マイナス金額は、タイヤの大きさによってもことなりますので、こちらの記事をご覧ください。
タイヤを交換してから売るべきなのか
上で紹介したマイナス査定額を見てもらえば分かりますが、残り溝が1.6mm以下の場合のマイナス査定額は、1本につき9,000円~35,000円です。
逆に、5mm以上残っている時のプラス査定額は、2,000円~8,000円と、金額が小さいです。
タイヤを交換する手間まで考えると微妙ですが、溝が1.6mm以上ある中古タイヤなどがあれば、交換したほうが得になるケースはありそうです。
自分のタイヤのマイナス査定額と、近所の中古タイヤ屋の値段と相談して、得になりそうなら交換しておくと良いかもしれませんね。
その際は組み換え工賃なども計算に入れて判断しましょう。
車を査定に出すときは、基本的には修理、交換などしない方が得になるケースが多いのですが、
タイヤは、数少ない「交換した方が査定が高くなる可能性のある」パーツです。