ダイハツ、ムーヴのマイナーチェンジが2017年にもマイナーチェンジされる。
ムーヴはマイナーチェンジでどう進化するのか。探っていこう。
ダイハツ・ムーヴ
ダイハツ・ムーヴとは、ダイハツの軽トールワゴンだ。
このジャンルではスズキ、ワゴンRと激しく争っているが、最近の販売台数はワゴンRが優位。
軽トールワゴンはワゴンRが先駆けであり、ワゴンRの壁は厚いようだ。
見た目と走りでアピールしようとした現行ムーヴカスタムのデザインは、驚きを持って迎えられた。
出典ダイハツ
質感が向上
現在、ムーヴカスタムのフロントマスクは、黒く塗られているが、ここにメッキパーツが追加されるのではないかといわれている。
2016年12月にはスズキからスペーシアカスタムZという究極にギラギラさせたモデルが登場したが、カスタム系のギラギラ競争には終わりがなさそうだ。
スペーシアカスタムZ
出典スズキ
宿敵、ワゴンRは2017年フルモデルチェンジ
ムーヴの宿敵、ワゴンRは2017年にフルモデルチェンジされることが決まっている。
出典スズキ
新型ワゴンRは、更なる軽量化、質感の向上、燃費の向上を実現するといわれているが、ムーヴはマイナーチェンジでこれを迎え撃つことになる。
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燃費はワゴンRに及ばない
さて、新型ムーヴはマイナーチェンジで新型ワゴンRを迎え撃つと言ったばかりだが、燃費はワゴンRには及ばなさそうだ。
新型ワゴンRは、現行よりも更に燃費が向上して、35km/Lに達するのではないかと言われている。
ムーヴもマイナーチェンジで燃費向上が噂されているが、それでも32km/L程度にとどまるとみられている。
マイナーチェンジということで、抜本的にシステムが変わるわけでもないので、仕方がないことだろう。
現時点でもムーヴよりもワゴンRの方が売れているので、ワゴンRがフルモデルチェンジされれば更に厳しい戦いになるのは必至だが、新型ムーヴは、マイナーチェンジで対応できる、目に見える部分の質感の向上で対抗することになるだろう。
ムーヴの歴史
ダイハツ、ムーヴは1995年に発売され、今年で21年となる歴史のある車だ。
ここで、ムーヴの歴史を振り返ってみよう。
初代ムーヴ(1995年発売)
スズキ・ワゴンRの大ヒットを受けてワゴンRの対抗車種として投入。
ワゴンRとは違い、横開きのリヤゲートが特徴的でした。
この、横開きのリヤゲートは先代の5代目ムーヴまで継承されます。
2代目ムーヴ(1998年発売)
軽自動車の規格変更に合わせたフルモデルチェンジ。
初代発売から3年しか経っていないため、基本的には初代がベースとなっていた。
3代目ムーヴ(2002年発売)
標準グレードは「生活革新!エキサイティングミニバン」カスタムは「モバイル世代のラジカルボックス」というキャッチフレーズで、先進的かつ実用性のある軽自動車として発売された。
4代目ムーヴ(2006年発売)
ボンネットからAピラーまでが流れるようにつながるワンモーションフォルムを採用し、スタイリッシュなデザインに。
ただ、軽自動車でワンモーションフォルムは貧弱に見えるのかあまり人気がなく、マイナーチェンジでボンネットが突出したデザインに変更された。
5代目ムーヴ(2010年発売)
低燃費技術、「イーステクノロジー」を採用し、TNP(低燃費)27というキャッチフレーズで大々的にCMを打ったモデル。
この頃から軽自動車の燃費競争が激しくなる。
6代目ムーヴ(2014年発売)
燃費競争はスズキの優位がはっきりとしてきており、6代目ムーヴでは、「Dモノコック」「Dサスペンション」「Dアシスト」と走りに関する部分を全面に打ち出してきた。
ムーヴカスタムにLEDを追加したハイパーを追加するなど、デザイン面も強化されている。