このページでは、フォルクスワーゲン、ポロのフルモデルチェンジ情報を紹介します。
もくじ
フォルクスワーゲン・ポロ
フォルクスワーゲンポロは、フォルクスワーゲンのコンパクトカーで、UP!の次に小さい車です。
日本車でいえば、フィットやヴィッツなどのコンパクトカーと同等のクラスでしたが、新型ポロは、サイズが拡大され、3ナンバーサイズとなります。
2017年6月、新型ポロがワールドプレミアされました。
新型ポロの日本発売は、2018年です。
デザイン
新型ポロ、Rライン
インテリアでは、アクティブインフォディスプレイという、アウディのバーチャルコックピットに相当する、メーター部分が全面液晶で、カーナビ画面などを表示することができる機能などが搭載されます。
新型ポロのサイズ
新型ポロのサイズは、全長4,055mm×全幅1,750mm×全高1,445mmです。
全幅が1,700mmを超えているので、3ナンバーサイズとなりました。
ちなみに、現行ポロのサイズは、全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mmなので、全長は60mm長く、全幅は65mm広くなりました。
サイズの拡大に伴い、荷室容量は25%も大きくなりました。
室内空間は、ゴルフ4よりも広くなっています。
パワートレイン
新型ポロには、多彩なパワートレインが用意されます。
1.0L自然吸気エンジン・・・65ps
1.0Lターボエンジン・・・115ps
1.5Lターボエンジン・・・150ps
2.0Lターボエンジン・・・200ps(GTI用)
1.6Lディーゼルエンジン・・・80ps
1.6Lディーゼルエンジン・・・95ps
1.0Lの天然ガス対応のエンジン
など、全部で9種類のパワートレインが用意されます。
日本で発売されるのは、当面ガソリンエンジンのみになるでしょう。
これだけ大きくなっても、1.0L自然吸気、65psのエンジンがラインナップされているのは、やはりポロはエントリーカーであって、手軽に街乗りに使ってもらう車だ。ということでしょう。
プラットフォーム一新
新型ポロには、現行ゴルフに採用されている、MQBプラットフォームが採用されます。
新型ポロには、MQB A0と呼ばれるプラットフォームが採用されています。
この、新プラットフォームにより、走行性能や乗り心地が向上し、また、上位車種に採用されている技術もそのまま移植することが可能になっています。
先進安全機能
新型ポロは、クラスを超える先進安全機能が非常に充実します。
主な先進安全機能を紹介すると、
・歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ
低速で走行時に、歩行者にも対応した自動ブレーキです。
・フロントアシスト
中、高速で走行時に前方の車両を検知する、自動ブレーキです。
・アダプティブクルーズコントロール
先行車との距離を一定に保ちながら走行することができる機能です。
・ブラインドスポットディテクション
いわゆる、ブラインドスポットモニターです。車線変更時などに、死角に居る車を知らせます。
・タイヤプレッシャーモニタリング
空気圧を検知し、下がっている場合は警告します。
・パークアシスト
縦列駐車や並列駐車をすることができる、自動駐車機能です。
新型ポロには、上級車種、パサートにも匹敵するといわれる先進安全機能が採用されています。
価格
新型ポロの価格は、ドイツでは12,975ユーロ~と発表されています。
日本円に換算すると、160万円程度です。
現行ポロは、12,750ユーロ~だったので、数万円程度の値上げということになりそうです。
現行ポロは、日本では199万円~という戦略的な価格でしたが、新型ポロは205万円程度~になるでしょう。
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新型ポロのライバル車
新型ポロは、3ナンバーになったので、フィットやヴィッツではなく、アクセラやインプレッサなど3ナンバーハッチバックがライバル車になるのか?と言われると、そうではありません。
ドイツでは、5ナンバー、3ナンバーという枠がないので、5ナンバーの枠を気にせず少しずつ大きくなっているだけで、1.0L、65psのエンジンが搭載されていることなどを考えると、やはりフィットやヴィッツ、デミオなどと比較するのが正しいでしょう。
ということで、フィット、ヴィッツ、デミオと新型ポロを比較してみましょう。
ホンダ、フィット
ホンダ、フィットは、室内の広さとシートアレンジの豊富さが特徴のコンパクトカーです。
フィットには、最高出力100psの1.3Lエンジン、最高出力132psの1.5Lエンジンがラインナップされています。
価格は、129万円~192万円(ガソリン車)です。
フィットは、2017年6月にマイナーチェンジされ、ホンダセンシングという先進安全装備が搭載されます。
自動駐車機能などはないものの、歩行者にも対応した自動ブレーキや、標識認識機能など、コンパクトカーとしては優れた安全機能が搭載されます。
トヨタ、ヴィッツ
トヨタ、ヴィッツは最高出力69psの1.0Lエンジンと、最高出力99psの1.3Lエンジンを搭載するコンパクトカーです。
ヴィッツの1.0Lエンジンを搭載するグレードは、118万円~です。
新型ポロにも、エントリーグレード用として65psの1.0Lエンジンが搭載されますが、ヴィッツと比べると随分高いです。
ヴィッツは、特段走りの評価が高いわけでもない、普通のコンパクトカーですが、新型ポロは、ヴィッツよりも数十万円高いことを納得させられる仕上がりになっているかどうかに、注目です。
日産、ノート
ノートは、国産コンパクトカーとしては少し大きく、全長は新型ポロよりも長い、4,100mmとなっています。
搭載されているエンジンは、最高出力79psの1.2L自然吸気エンジンと、最高出力98psの1.2Lスーパーチャージャーエンジンです。
価格は、139万円~198万円(ガソリン車)です。
ノートには、今度のフルモデルチェンジで自動運転機能、プロパイロットが搭載されるといわれています。
プロパイロットが搭載されれば、ポロとも比較されるようになるかもしれません。
マツダ、デミオ
デミオは、今回紹介している国産コンパクトカーの中では、最も走りを重視した車です。
パワートレインは、最高出力92psの1.3Lガソリンエンジンと、最高出力105psの1.5Lディーゼルエンジンがラインナップされています。
デミオは、国産コンパクトカーとしてはキビキビとした走りが楽しめますが、新型ポロはそれを上回っているかに注目です。
また、ポロのディーゼルモデルが数年内には日本でも発売されるといわれています。
ディーゼルモデルが発売されれば、デミオのディーゼルとも比較されることでしょう。
ポロの歴史
フォルクスワーゲン、ポロは、1975年から販売されている、フォルクスワーゲンのコンパクトカーです。
初代ポロ(1975年~1981年)
初代ポロは、フォルクスワーゲンのベストセラー、ゴルフが年々サイズが大きくなっていったことから、新しいエントリーカーを作ろう。ということで、1975年に発売されました。
初代ポロは、900ccエンジンを搭載し、ボディサイズは今のトヨタ・パッソよりも一回り小さいサイズで、まさにエントリーカーでした。
2代目ポロ(1981年~1994年)
2代目ポロは、初代よりも少しサイズ顔大きくなり、1.0Lエンジン、1.1Lエンジン、1.3Lエンジンを搭載しました。
この、2代目ポロから、日本でも販売され比較的手頃な輸入車として、輸入車市場の拡大にも寄与しました。
3代目ポロ(1994年~2001年)
3代目ポロは、クラスを超えた走行性能、安全性を実現するため、2代目よりも一回り大きくなりました。
それでも、トヨタ・パッソと同程度の大きさです。
元々、ゴルフが大きくなりすぎたから。ということで発売されたポロでしたが、ポロもどんどん大きくなったため、ポロの下に、ルポという車が設定されました。(現在のUP!)
このモデルから、ポロGTIが設定されました。
3代目ポロGTIには、1.6Lエンジンを搭載し、最高出力は125psと、今のGTIに比べれば、随分と大人しいものでした。
4代目ポロ(2001年~2009年)
4代目ポロは、剛性と衝突安全性を高めるため、サイズが更に大きくなりました。
前期型モデルは、メルセデス・ベンツを思わせる丸目の四連ヘッドライトが特徴的でしたが、評判が悪かったのか、マイナーチェンジで変更されています。
5代目ポロ(2009年~)
5代目ポロは、クラスを超える質感を実現する。ということで、サイズがさらに大きくなり、ゴルフに準ずる質感が与えられました。
ちなみに、日本使用のポロは、ポロGTIを除き、南アフリカで製造されています。
派生車種として、SUV風のクロスポロなども発売されました。
そして、2018年には、更に大きくなった新型ポロが発売。という流れとなっています。