このページでは、セレナe-POWERの最新情報をお伝えします。
4WDやPREMIUM Sportの設定はあるのでしょうか。そのあたりも含めて紹介します。
もくじ
発売時期はいつ?
セレナe-POWERの発売時期は、2017年夏になると予想されています。
現行セレナは、2016年7月にフルモデルチェンジされたばかりですが、約1年でe-POWERの投入という大きな変更がされることになります。
デザインはガソリン車と同じ
セレナe-POWERの基本的なデザインは、ガソリン車と変わらないでしょう。
e-POWERであるということが分かるように、e-POWERのエンブレムと、ブルーのメッキが配置されるでしょう。
パワートレインはノートと同じ
セレナe-POWERに搭載されるパワートレインは、ノートe-POWERに搭載されているものと同じものになると予想されています。
ノートe-POWERに搭載されているシステムは、発電専用の1.2Lエンジンと駆動用のモーターで構成されています。
発電専用のエンジンは走行には関係ないので、駆動用モーターに注目してみていきましょう。
搭載されている駆動用モーターのスペックは
最高出力・・・109ps/3008-10000rpm
最大トルク・・・25.9kgm/0-3008rpm
です。
ここで注目してほしいのは、最大トルクの方です。
トルクとは、低速~中速域での加速に影響し、トルクが強いほど低速~中速域でスムーズな加速ができる。ということです。
e-POWERのモーターが発揮する最大トルクは、25.9kgmです。
それに対し、現在販売されているガソリン車(S-ハイブリッド)の最大トルクは、エンジンとモーターを合わせても25.3kgmで、e-POWERのモーターの方が上回っています。
しかも、e-POWERのモーターなら、0回転から最大トルクを発揮することができます。
(もちろん、アクセルを踏んだ瞬間最大トルクが出るとホイールスピンの原因になるので、その辺は制御されています。)
こういった理由から、セレナe-Powerは、ガソリン車(S-ハイブリッド)を上回る加速を実現するでしょう。
一方で、高速域での加速や、最高速度に関係する最高出力を見てみると・・・、
e-POWERのモーターの最高出力は109psであるのに対し、ガソリン車(S-ハイブリッド)の最高出力は151.9psと、大きな差があります。
ですから、高速道路での追い越し加速力や、最高速度はガソリン車(S-ハイブリッド)の方が高い。ということになるでしょう。
セレナのようなミニバンで100km/h以上の速度域で強い加速力や、最高速度の高さはあまり求められていないと考えられるので、とりあえず普段使いにはノートと同じe-POWERシステムでも大丈夫である。といえるでしょう。
燃費はどこまで伸びる?
e-POWERシステム搭載ということで、燃費はどこまで伸びるのでしょうか。
セレナe-POWERの燃費はその特性から、ノア、ヴォクシーなどトヨタの5ナンバーサイズミニバンよりも街乗りでは良く、高速では悪い。といった感じになるでしょう。
カタログ燃費であるJC08モード燃費に関しては、ノア、ヴォクシーの燃費を上回ってくるでしょう。
ノートe-POWERでは、エアコンレスなど、徹底的な軽量化を実施してアクアの燃費を上回りました。
セレナe-POWERも、何としてでも上回ってくるはずです。
もちろん自動運転も
新型セレナ最大の特徴といえば、自動運転機能「プロパイロット」です。
もちろんセレナe-POWERにも、プロパイロットを装着できるはずです。
プロパイロットは、高速道路の同一車線上で自動で巡航運転ができる機能です。
ハンドルから手を離してはいけないものの、車線変更を伴わなければ自動運転ができる。と謳われています。
プロパイロット登場から1年しか経っていないので、高速道路での車線変更ができるなどの機能の追加はないでしょう。
4WDの設定はあるのか?
セレナe-POWERに4WDが設定されるかどうかが気になっている方も多いようです。
残念ながら、当面セレナe-POWERに4WDが設定されるという情報はありません。
実際、ノートe-POWERにも4WDの設定はありません。
ただ、後輪にもモーターを追加するなど、技術的には可能なはずなので、いずれ追加される可能性はあるでしょう。
グレード構成はどうなる?
セレナe-POWERのグレード構成は、ガソリン車(S-ハイブリッド)と同じになるでしょう。
下から、S<X<ハイウェイスター<G<ライダー<ハイウェイスターGです。
日産は、東京オートサロン2017に、セレナハイウェイスターPremium Sport Conceptという車を出品しました。
セレナe-POWER導入と同時に、落ち着いてきた販売のテコ入れにセレナハイウェイスターPremium Sport Conceptが追加されるのではないか。という情報もあります。
セレナハイウェイスター Premium Sport Concept
セレナe-POWERの予想価格
セレナe-POWERの価格は、ガソリン車(S-ハイブリッド)に対し、約40万高程度になるでしょう。
今のセレナの価格から計算してみると・・・、
S・・・280万円
X・・・290万円
G・・・325万円
ハイウェイスター・・・300万円
ハイウェイスターG・・・335万円
ライダー・・・330万円
グレードによって多少価格の差はあるでしょうが、ノートe-POWERの価格差を参考にすると、この程度になるのではないかと予想できます。
ノートe-POWERにプロパイロットをつけるとなると、エルグランドも視野に入る価格帯になってきそうです。
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セレナのライバル車
セレナのライバル車は、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」です。
セレナのライバル車の特徴を見てみましょう。
ノア、ヴォクシー
ノア、ヴォクシーは、トヨタの5ナンバーサイズミニバンで、両車は兄弟車です。
ノアはカローラ店向け、ヴォクシーはネッツ店向け、トヨタ店、トヨペット店向けには少し高級感を持たせたエスクァイアもあります。
現在、ストロングハイブリッドが搭載されているのは、トヨタのノア、ヴォクシーだけで、今のところ5ナンバーミニバンでNo1の売れ行きとなっています。
ノア、ヴォクシーハイブリッドの燃費は、23.8km/Lです。
現状、セレナの最大のライバルはノア、ヴォクシーといえ、ノートe-POWERは何が何でもこの燃費を上回ってくるでしょう。
ステップワゴン
ステップワゴンは、ホンダの5ナンバーサイズミニバンです。
現行車は5代目で、2015年にフルモデルチェンジされました。
現行ステップワゴンは、ダウンサイジングターボエンジンとわくわくゲートという2つの目玉を持って発売されましたが、販売台数は低迷しています。
月間販売台数は、セレナが6,000台程度、ステップワゴンが3,000台程度、ノア・ヴォクシーが合わせて12,000台程度です。
そのステップワゴンにも、2017年にハイブリッド車が投入されます。
今はセレナの方が優勢ですが、ステップワゴンにハイブリッドが投入されれば、セレナe-POWERの強力なライバルになるでしょう。
ステップワゴン マイナーチェンジでデザインを一新!ステップワゴンハイブリッドも!
セレナの歴史
セレナは、ミニバンブームのきっかけを作った車であり、約26年の歴史があります。
かんたんにセレナの歴史を振り返ってみましょう。
初代セレナ(1991年~1999年)
初代セレナは、商用車「バネット」をベースにしたミニバンで、「バネットセレナ」という名前で販売されました。
ボンネットが助手席下にあり、後輪駆動であるなど、商用車的な色が濃い車でした。
1994年のマイナーチェンジで車名からバネットが取れて「セレナ」となり、今に至ります。
ちなみに、バネットという名前は今でもNV200バネットに使われていますね。
2代目セレナ(1999年~2005年)
2代目セレナは乗用ミニバンとしてシャシーから開発され、駆動方式もFF(前輪駆動)になりました。
また、他社に先駆けて両側スライドドアを採用し、大ヒットしたモデルです。
2代目セレナから、スポーティーグレードである「ハイウェイスター」が設定され、今では日産のミニバンシリーズに広く設定されています。
また、パワフルな2.5Lエンジンが搭載された唯一のモデルでもあります。
3代目セレナ(2005年~2010年)
3代目セレナは、大ヒットした2代目セレナの良さを引き継ぎながら、リヤのブレーキがディスクブレーキになるなど、細かな点が改良されました。
当時の日産は、SHIFTワードというキャッチフレーズが設定されており、3代目セレナのSHIFTワードは、「1BOXの可能性をシフトする」でした。
運転席側、助手席側の窓が広く取られており視界も良く、助手席に座る子供からも人気の車となりました。
この頃から、トヨタのノア・ヴォクシーに猛烈に追い上げられることになります。
4代目セレナ(2010年~2016年)
4代目セレナは、全体的なスタイリングはキープコンセプトながら、新型の直噴エンジンを搭載。
アイドリングストップシステムも採用し、燃費性能を高めました。
また、2012年にはS-ハイブリッドが投入されました。
このS-ハイブリッドは現行セレナにもラインナップされていますが、燃費向上幅はわずかで、補助金狙いなどとも揶揄されましたが、日産としては「ハイブリッド」というフレーズが何としても欲しかったのでしょう。
2013年のマイナーチェンジでは、ヴォクシーを意識したかのような上下二段に分かれたデザインになりました。
ヴォクシーを意識したデザインも虚しく、2014年にノア・ヴォクシーがフルモデルチェンジされてからは、販売台数に差が開くばかりとなり、現行型へのフルモデルチェンジに至ります。