このページでは、2017年6月頃に発売が予定されている新型スイフトの最新情報をお伝えします。
もくじ
スイフトスポーツ
出典:suzuki.co.jp
スイフトスポーツとは、コンパクトカーのスイフトをベースにエアロパーツや専用インテリアだけでなく、パワフルなエンジンを搭載したスポーツグレードです。
他社のコンパクトカーの「RS」グレードなどとよりも本格的なスポーツグレードということができます。
スイフトスポーツは、家族を持っていて2シーターには乗れないけれどもスポーティーな走りが欲しい!といったユーザーのニーズを受け止め、コンパクトカーのスポーツグレードとしては一番の人気車種です。
デザイン
新型スイフトスポーツのデザインは、新型スイフトに準じたものとなります。
もちろん、エクステリアは専用のエアロパーツが装備され、インテリアでは赤色のステッチがアクセントに加えられ、スポーティーな雰囲気を醸し出します。
新型スイフトスポーツのCGイメージ画像を紹介します。
出典:indianautosblog.com
現行スイフトにチャンピオンイエローを塗装すると、こんな感じになりますね。
ベースとなるデザインは、もちろんスイフトです。
フルモデルチェンジされたばかりのスイフトのデザインも合わせて紹介します。
出典:suzuki.co.jp
スイフトスポーツでは、これよりもタイヤサイズが大きくなり、エアロパーツなども追加され、よりスポーティーなデザインになるでしょう。
出典:suzuki.co.jp
インテリアは、シートやステアリング、シフトノブのステッチに赤が用いられるなど、走りを予感させるデザインになるでしょう。
ターボエンジン搭載!
出典:suzuki.co.jp
新型スイフトスポーツには、1.4Lターボエンジンが搭載されます。
スズキが最近積極的に展開しているブースタージェットエンジンで、ノーマルのスイフトには、1.0Lのデュアルジェットエンジンが搭載されています。
ブースタージェットエンジンとは、直噴化とターボ化により低燃費と高出力を両立したスズキ新開発のターボエンジンの名前です。
1.0Lのブースタージェットエンジンは3気筒ですが、1.4Lのブースタージェットエンジンは4気筒です。
1.4Lブースタージェットエンジンは既に実用化されており、海外向けエスクード(ビターラ)に搭載されています。
1.4Lブースタージェットエンジンのスペックは、
最高出力・・・140ps/5500rpm
最大トルク・・・22.4kgm/1500-4000rpm
です。
1.0Lブースタージェットエンジンのスペックは、
最高出力・・・102ps/5500rpm
最大トルク・・・15.3kgm/1700-4500rpm
1.4Lブースタージェットエンジンは、1.0Lと比べ1.4倍のパワー、トルクとなっています。
先代スイフトスポーツの1.6Lエンジンのスペックは、
最高出力・・・136ps/6900rpm
最大トルク・・・16.3kgf・m/4400rpm
ですから、パワー、トルク共に上回ります。
軽量化で走りも軽快!
新型スイフトは、最軽量グレードで840kgという驚異的な軽量化を実現しています。
その秘訣は、「ハーテクト」と呼ばれる新しいプラットフォームにあります。
出典:suzuki.co.jp
ハーテクトプラットフォームは、湾曲した骨格が組み合わされていることが特徴で、シンプルかつ剛性を高める事ができるプラットフォームです。
シンプルな構造とすることで、室内空間を広くすることも可能としました。
新型スイフトスポーツは、排気量が大きめのターボエンジンを搭載するため、900kg台になるはずですが、それでもこのクラスとしては圧倒的な軽さを誇ります。
走りを重視するスイフトスポーツにおいて、この軽さは、軽快な走りを実現する重要な要素となります。
タイヤサイズは、先代スイフトと同じ17インチタイヤを装着することになりそうです。
新車装着タイヤには、ブリヂストンのポテンザが採用されるとの噂です。
燃費も向上!
ダウンサイジングされたターボエンジンと、軽量化されたボディの恩恵を最大限に受けて、新型スイフトスポーツは燃費も向上します。
新型スイフトスポーツの燃費は、18km/L程度になるといわれています。
1.6Lエンジンを搭載する先代スイフトスポーツの燃費は15.6km/Lなので、15%ほど燃費も良くなるようです。
パワーもアップし、燃費も向上し、新型スイフトスポーツへの期待が高まります。
MTも用意される
新型スイフトスポーツにも、引き続きMTがラインナップされるでしょう。
走りを楽しむ車なので当たり前といえば当たり前かもしれませんが、最近、自動ブレーキが搭載できないなどの理由でMT車はますます縮小傾向です。
スバルの新型インプレッサなどはMT車が消滅してしまいました。
新型スイフトスポーツにはMT車が引き続きラインナップされそうだということで、MT車好きには朗報ですね。
4WD登場か
これまでのスイフトスポーツはFFしかラインナップされていませんでしたが、新型スイフトスポーツには4WDも用意されるという情報があります。
安定感を重視する方や、雪国のユーザーには嬉しいことですね。
ちなみに、ノーマルのスイフトには4WDがラインナップされています。
軽量なボディにターボエンジンを搭載し、4WDもラインナップされるとなると、少し車格は違いますが、スバルのインプレッサあたりの需要も喰ってくるかもしれません。
予防安全機能も充実
新型スイフトスポーツは、予防安全機能も充実します。
・デュアルセンサーブレーキサポート(自動ブレーキ)
5km/h~100km/hの範囲内で衝突警報やブレーキアシスト、衝突が避けられない時は自動でブレーキをかけてくれる機能です。
・誤発進抑制機能
アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ機能です。
・車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能
60km/h以上で走行中、車線を逸脱しそうになった時、ふらついている時に警報する機能です。
・先行車発進お知らせ機能
先行車が発進したことを知らせてくれる機能です。
・ハイビームアシスト機能
対向車や前走車を認識し、自動でハイビームとロービームを切り替える機能です。
これら、ベースとなるスイフトと同じ機能が搭載されるはずですがMT車には自動ブレーキや誤発進抑制機能などは搭載されないでしょう。
価格はアップ
ここまで、パワフルなエンジンでボディは軽量化され、燃費や予防安全性能も向上したという良い話ばかりしてきましたが、価格は高くなってしまうでしょう。
新型スイフトスポーツは、190万円台になると予想されています。
グレードこれまでと同じく1グレードでしょう。
先代スイフトスポーツに比べると、20万円ほど高くなるようです。
値上がり分以上に性能がアップしているかどうかは、乗ってみてのお楽しみですね。
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スイフトスポーツのライバル車
スイフトスポーツのライバルは、コンパクトカーのスポーツグレードがあたります。
トヨタ車では、ヴィッツはG’sが販売終了となってしまったので(スポーティーパッケージというグレードがありますが、1.3Lエンジンですし、ほとんど見た目だけです。)G’sアクア、
ホンダフィットRS、日産ノートNISMO、マツダデミオディーゼルあたりがライバルとなってくるでしょう。
これらライバル車の特徴を紹介していきましょう。
G’sアクア
出典:toyota.jp
トヨタのハイブリッドカー、アクアのスポーツグレードです。
パワートレインは1.5Lハイブリッドと、ベースのアクアと同じですが、
・ブレースの追加
・スポット溶接の追加
・専用サスペンション
・17インチアルミホイール
の採用など、ボディは大幅に強化されています。
アクアは元々重心が低いので、結構スポーティーな走りが体感できます。
フィットRS
出典:honda.co.jp
フィットの最上級グレードであり、1.5Lエンジンを搭載するフィットRS。
最高出力132ps、最大トルク15.8kgmを発揮し、特に足回りなどが強化されているわけではありませんが、元々比較的引き締まった足に、気持ちよく回るホンダエンジンの組み合わせがなかなか好評です。
また、ベースグレードのフィットと同じくセンタータンクレイアウトを採用しているので、シートアレンジが豊富なのも特徴です。
ノートNISMO
出典:nissan.co.jp
ノートNISMOは、日産の子会社、NISMOが手がけるカスタマイズモデルで、
1.2Lスーパーチャージャーエンジンを搭載する「NISMO」
話題のe-POWERを搭載する「e-POWER NISMO」
パワフルな1.6Lエンジンを搭載した「NISMO S」
の3タイプが存在します。
最上級のNISMO Sともなると、専用ブレーキや専用ボディ補強、専用パワーステアリングなど、基本性能も強化されています。
逆に、NISMO、e-POWER NISMOは、ボディの強化はされず、エアロパーツとスポーティーなデザインによって差別化されています。
デミオディーゼル
出典:mazda.co.jp
デミオディーゼルは、コンパクトカーデミオに、マツダ自慢の1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載したものです。
最高出力は105psと控えめですが、最大トルクは25.5kgmと強大です。
ただし、ディーゼルエンジンはどうしても高回転の伸びが悪いので、エンジンを回して走らせたいのならスイフトスポーツの方が良いのではないかと思います。
スイフトスポーツの歴史
スイフトスポーツは、スイフトのスポーツグレードとして、初代スイフトから設定されています。
簡単にスイフトスポーツの歴史を振り返ってみましょう。
初代スイフトスポーツ
出典:carsensor.net
初代スイフトスポーツは、2003年に発売されました。
ベース車両が1.3Lエンジンを搭載しているのに対して、初代スイフトスポーツは1.5Lエンジンを搭載。
3ドア、5MTのみのラインナップでした。
元々ベースとなる初代スイフト自体が、軽自動車の「Kei」がベースであり基本性能があまり高くなかったことから、初代スイフトスポーツは今ほどコンパクトカーのスポーツモデルとして評価されることはありませんでした。
2代目スイフトスポーツ
2代目スイフトスポーツは、2005年に発売されました。
初代とは異なり、5ドアのみの販売となり、AT車も用意されました。
エンジン排気量は1.6Lにアップ。ベースとなるスイフトも、2代目からは世界戦略車として基本性能が大幅に向上していたこともあり、スポーツグレードとして非常に高い評価を受けたモデルです。
2代目スイフトは、日本国内のみならず、欧州でも高い評価を受ける車となりました。
今のスイフトとデザインを比べてもらうと分かりますが、2代目スイフトのイメージを色濃く受け継いでいます。
3代目スイフトスポーツ
3代目スイフトスポーツは、2011年に発売されました。
見た目は2代目スイフトからあまり変わりませんが、機構は結構変わっています。
エンジンの排気量は1.6Lと従来と同じながら、最高出力は136psにパワーアップ。
マニュアル車も5MTから6MTに多段化、オートマチック車は4ATからCVTへと変わりました。
3代目スイフトスポーツは、スイフトのフルモデルチェンジと共に販売終了となりました。
4代目スイフトスポーツ発売まで、空白期間となっています。