このページでは、エクストレイルのマイナーチェンジ最新情報を紹介します。
もくじ
マイナーチェンジはいつ?
エクストレイルのマイナーチェンジは、2017年6月9日です。
現行エクストレイルの新規受注は、既に終了しています。
新型エクストレイルのデザイン
新型エクストレイルのデザインは、既に明らかになっています。
エクステリアでの変更点は、
・フロントグリル
・ヘッドライトデザイン
・フロントバンパー
・アルミホイール
・シャークフィンアンテナ
・リヤコンビランプ
です。
インテリアの変更点は、
・ダッシュボードのデザイン
・シート
・シフトノブ
・ドアの内張り
などです。
インテリアは、質感を追求したということです。
こちらの動画では、新型エクストレイル、日本仕様のエクステリア、インテリアを見ることができます。
ちょっと動画からピックアップしてみましょう。
プロパイロット搭載可能!
上で紹介した日本仕様のインテリアのハンドルの右側を見てもらうと、青いPILOTと書かれたボタンがあることが分かります。
これが、プロパイロットボタンです。
プロパイロットの性能は、セレナに搭載されたものと同じで、「高速道路同一車線自動運転技術」と呼ばれるものです。
その名の通り、高速道路の同一車線上で自動運転を行ってくれる機能です。
自動で車間距離をキープする、いわゆる「レーダークルーズコントロール」の機能に、車線中央をキープする、「車線中央維持支援システム」のようなものを組み合わせたような機能です。
スバルのアイサイトver3も、ほぼ同様の走りができるという評判です。
7人乗りも!
新型エクストレイルにも、現行と同じく7人乗りが設定されます。
出典:日産HP
ただし、特に広さが変わる訳ではないので、3列目シートの居住性は現行と同等です。
3列目に大人が長時間座るのは厳しいでしょう。
3列目は、子供向けか、緊急時用くらいに思っておいたほうが良いでしょう。
ディーゼルエンジンはナシ
新型セレナには、マイナーチェンジでクリーンディーゼルエンジンが搭載されるかも。という情報が出ていましたが、今回のマイナーチェンジではパワートレインの変更はありません。
出典:日産HP
ガソリン、ハイブリッドシステムは変更ナシ
ディーゼルエンジンが追加されないということで、パワートレインは2.0Lガソリンエンジンと、2.0L+モーターのハイブリッドということになるのですが、これらのシステムにも変更はありません。
2.0Lガソリンエンジン
最高出力・・・147ps/6000rpm
最大トルク・・・21.1kgf・m/4400rpm
2.0Lハイブリッドは、上記エンジンに、
最高出力・・・41ps
最大トルク・・・16.3kgf・m
のモーターが追加されます。
その他の改良点
そのほかの改良点をまとめて紹介します。
・5人乗りモデルで、リヤシートのリクライニング機能が追加
・全席シートヒーターがオプションで追加
・インテリジェントルームミラー内でアラウンドビューモニターを表示可能に
・特別仕様車、エクストリーマーXのデザイン変更
現行エクストレイルは、エクストリーマーXとブラックエクストリーマーXがありますが、エクストリーマーXに、ブラック基調が取り込まれて、エクストリーマーXに一本化されるようです。
価格は?
新型エクストレイルの価格情報は、まだ一部しか出てきていませんが、一部明らかになっている価格として、
20X ガソリン車 4WD・・・275万円
20X ハイブリッド車 4WD・・・309万円
という情報が出ています。
現行の20X ガソリン車 4WDは261万円、20X ハイブリッド車 4WDは306万円なので、ガソリン車の方は10万円以上高くなるようです。
一方、ハイブリッド車は数万円程度の値上げにとどまりそうです。
なお、プロパイロットは、セレナでは25万円ほどしましたが、エクストレイルでは15万円ほどで装着することができるようです。
その代わり、プロパイロットの設定画面等が専用ディスプレイ内ではなく、メーターパネル内のモニターが利用されるなど、コストカットも実施されます。
車を高く売る、安く買うには
エクストレイルのライバル車
日産、エクストレイルのライバル車は、トヨタハリアー、マツダCX-5、スバルフォレスターです。
それぞれのライバル車の特徴を紹介していきます。
ハリアー
このクラスのSUVでNo1の販売台数を誇るのが、ハリアーです。
ハリアーも2017年6月中にマイナーチェンジが実施されます。
新型ハリアーは、流れるウインカーの採用やトヨタセーフティセンスPの採用など、質感や安全性能が更に高められます。
同じ2.0Lガソリンエンジンを搭載した車で、ハリアーは295万円~、エクストレイルは230万円~とかなり差があるので、質感はハリアーに一歩劣るのは仕方がないところですが、エクストレイルはコストパフォーマンスで勝負ですね。
ハイブリッドは、エクストレイルとは異なり、2.5Lエンジンを採用しながら、エクストレイルよりも燃費が良く、さすがハイブリッドのトヨタです。
CX-5
マツダ、CX-5は2017年2月にフルモデルチェンジされたばかりの新型車です。
洗練されたデザインに、高い静粛性、パワフルなクリーンディーゼルエンジンなど、高い評価を得ている車です。
エントリーグレードにはなりますが、2.0Lガソリンエンジンも搭載されており、246万円~となっています。
上位の2.2Lディーゼルエンジンは、4Lガソリンエンジン並のトルクを発揮し、なおかつナチュラルサウンドコントロール、ナチュラル周波数コントロールなどによりディーゼルエンジン特有のノッキングを解消するなど、改良に改良を重ね、現在国産クリーンディーゼルエンジンのトップを走っています。
フォレスター
フォレスターは、クロスオーバーSUVとしては高い走行性能が魅力的な車です。
フォレスターの2.0Lガソリンエンジン搭載車は、241万円~とエクストレイルよりは少し高いですが、アイサイトが標準装備となっています。
280psを発揮する2.0Lターボエンジンも用意されており、このクラスのSUVとしてはダントツのパワーを誇ります。
こうして比較してみると、エクストレイルの最大の魅力は、「価格が安い」ということで、走行性能や質感などではライバル車に一歩譲っています。
今回、質感の向上やプロパイロットの採用などにより、価格以外でライバルにアピールできるポイントが増えますね。
エクストレイルの歴史
日産、エクストレイルは、2000年から販売されており、現行モデルが3代目です。
ここで簡単に、エクストレイルの歴史を紹介していきましょう。
初代エクストレイル(2000年発売)
エクストレイルは、4人が快適に乗れて楽しく走れる、200万円のSUVというコンセプトで発売されました。
その名の通り、広さと一定の走破性を持ち合わせ、ベースグレードは185万円からと、比較的手頃で、若者を中心に人気を博しました。
発売翌年の2001年から2010年まで、10年連続SUV販売台数No1の、ベストセラーSUVとなりました。
2代目エクストレイル(2007年発売)
2代目エクストレイルも、初代エクストレイルと同じく無骨なデザインを踏襲。
エントリー価格は少し上がりましたが、それでも200万円ジャストという価格設定となりました。
引き続き、手頃なSUVとして若者を中心に人気となりました。
欧州でのクリーンディーゼル人気の高まりもあり、2008年にクリーンディーゼル車が追加されました。
2代目エクストレイルのクリーンディーゼル車は、決してスペックが優れたものというわけではありませんでしたが、2013年に3代目エクストレイルが登場した後も、2015年まで販売が続けられました。
3代目エクストレイル(2013年発売)
3代目エクストレイルは、初代、2代目から大きくイメージチェンジし、流線的なデザインに一新されました。
やはり、無骨なオフロード風のデザインよりも、今風の流線的なデザインの方が人気が出る。という経営判断があったようです。
2代目よりもボディが大きくなって価格は更にUP。エントリー価格は225万円まで上がりました。
それでもライバルのSUVよりは安い方で、若者の間では一定の人気となっています。
初代、2代目ほどの人気は出ませんでしたが、2015年には流行りのハイブリッドも追加され、販売台数が若干盛り返しました。