このページでは、新型XVの価格、画像、燃費など、XVのフルモデルチェンジ情報をお伝えします。
もくじ
XV
XVは、インプレッサをベースに車高を上げて走破性を高めたSUVです。
スバルらしい走りとアイサイトを搭載した安全性の高さが評価され、世界各国で好調な販売が続いています。
現行XVは2017年1月22日に注文受付を終了し、現在は在庫のみの販売となっています。
新型XV、間もなく発売
スバルのホームページで、新型XVワールドプレミアの予告がされています。
2017年3月7日のジュネーブ国際モーターショーで新型XVがワールドプレミアされると予告されています。
また、翌日、3月8日には、新型XVの日本国内仕様が公開されます。
デザインは、新型インプレッサ似
現在はシルエットしか公開されていませんが、2016年10月にフルモデルチェンジされた新型インプレッサに非常によく似ている事がわかります。
先程の画像、ちょっと明るさを変えてみましょう。
SUVらしさとして、車高が少し高くなっており、ルーフレールがついていることも分かります。
ホイールのデザインは、現行XVとも、新型インプレッサとも違う事がわかります。
新型インプレッサ
SUBARU XV CONCEPT
スバルは、2016年のジュネーブモーターショーで「SUBARU XV CONCEPT」という新型XVのコンセプトカーを発表しています。
ここで、「SUBARU XV CONCEPT」のデザインを振り返ってみましょう。
こうしてみてみると、「SUBARU XV CONCEPT」は、新型XV(新型インプレッサ)のデザインに色濃く反映されていることがわかります。
パワートレインに変更アリ
新型XVでは、パワートレインに変更があります。
現行XVは、2.0Lガソリンエンジンと、2.0Lハイブリッドの2つのパワートレインでしたが、新型XVでは、1.6Lガソリンエンジンと、2.0Lガソリンエンジンの2種類となります。
ダウンサイジングされるということですね。
なお、ハイブリッドモデルが消滅するのは、トヨタの技術提供を受けてストロングハイブリッドを開発しているためで、1年後くらいにストロングハイブリッドとなってXVハイブリッドが復活するのではないかといわれています。
エンジンスペックは新型インプレッサと全く同じです。
1.6Lエンジン
最高出力・・・115ps/6200rpm
最大トルク・・・15.1kgm/3600rpm
2.0Lエンジン
最高出力・・・154ps/6000rpm
最大トルク・・・20.0kgm/4000rpm
燃費は、
1.6Lエンジン車・・・16.8km/L
2.0Lエンジン車・・・16.5km/L
になると言われています。
優れた走行性能
新型XVは、新型インプレッサと同じSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用されます。
もちろん、スバル得意のボクサーエンジン(水平対向エンジン)が搭載され、優れた走行性能を備えた車になります。
SGP(スバルグローバルプラットフォーム)
スバルグローバルプラットフォームは、スバルのフルモデルチェンジとも言われた画期的な新プラットフォームです。
スバルグローバルプラットフォームは、徹底的な低重心化と高剛性化により、
・乗り心地の良さ
・直進安定性の高さ
・不快な振動や騒音の少なさ
を実現し、高速道路を長時間走っていても疲れにくく、コーナリングもスムーズにこなすことが出来、走る愉しさ、安心感を多くの人にもたらしてくれる。という自信のプラットフォームです。
この快適性はドライバーにとってのみのものではなく、同乗者の安心感、車酔いの低減などにも寄与します。
ボクサーエンジン
スバルといえば、ボクサーエンジン。
ボクサーエンジンとは、水平対向エンジンともいい、左右対称に向き合ったピストンが水平方向に往復するため互いの力を打ち消しあい、振動が少なく、滑らかなエンジンフィールが特徴です。
エンジンの高さを低く抑えることができるため、重心を低くすることが出来、また衝突時はエンジンがボディの下に潜り込むことで、乗員の安全を守ることもできるエンジンです。
室内空間は新型インプレッサと同じ
新型XVは、インプレッサと比べて車高や、細かい部分のデザインは異なりますが、基本的には新型インプレッサと同じボディが乗った車です。
その為、室内空間は新型インプレッサと同じです。
新型インプレッサの室内寸法は、
室内長2,085mm×室内幅1,520mm×室内高1,200mmなので、新型XVもこれと同じ寸法になるでしょう。
シートアレンジなども新型インプレッサと同じで、アウトドアでも活躍する車になるでしょう。
安全機能が充実
新型XVは、新型インプレッサに準じた安全機能が搭載されます。
新型インプレッサでは、死角の少ない優れたボディ、SGPによる強固なキャビン、アクティブトルクベクタリング、アイサイトver3、歩行者保護エアバッグなど、安全に十分に配慮した設計がされています。
特徴的な機能を詳しく紹介しましょう。
SGPによる強固なキャビン
SGPとは、上でも紹介した、スバルグローバルプラットフォームのことです。
スバルグローバルプラットフォームは、高い走行安定性、快適性を実現しただけではなく、高い安全性も実現しています。
スバルの発表によると、従来の車と比べて1.4倍の衝突安全性能を備えている。ということです。
元々、インプレッサやXVは同クラスの車に比べて高いボディ強度を誇っていましたが、これが1.4倍になるということで、同クラスNo1のボディ強度は間違いないでしょう。
アイサイトver3の機能
アイサイトver3は、自動ブレーキ以外にも様々な機能が搭載されているので、紹介します。
・自動ブレーキ
前方車両との速度差が50km/h以下であれば衝突回避することができる高性能な自動ブレーキです。
・クルーズコントロール
0-100km/hで作動し、停止保持もできるレーダークルーズコントロール機能
カラー画像で認識するため、先行車のブレーキランプを認識し、よりスムーズな制御が可能に。
・アクティブレーンキープ
高速道路や自動車専用道路を走行中、積極的に車線中央を維持するようにステアリング操作を補助します。
また、車線を逸脱しそうになった時は、警告とともにより強くアシストします。
・誤発進、誤後進抑制機能
シフトレバーやペダルの操作ミスによる急な飛び出しを抑制します。
自動ブレーキの性能に期待
ここで、気になる点が一つ。
2016年の予防安全性能アセスメントで、新型インプレッサは71点満点中68.9点と、フォレスターの69.5点を下回っています。
スバル車の中では新型インプレッサが最新の車なので、当然最高の点数が期待されたところでしたが、少し古いフォレスターを下回る結果となったことを残念に思っている方も多いようです。
新型XVでは、より熟成され、自動ブレーキの性能の向上に期待したいところです。
価格はアップ
新型XVは、車の基本性能の向上や安全機能の充実にともなって、同等のグレードで比較すると価格はアップします。
ただし、1.6Lエンジンが投入されるので、エントリー価格は安くなるでしょう。
全体的に、新型インプレッサ+10万円という価格設定になるといわれています。
新型インプレッサの価格は、
1.6i-L EyeSight・・・192万円
2.0i-L EyeSight・・・216万円
2.0i-S EyeSight・・・237万円
ですから、新型XVの価格は、
1.6i-L EyeSight・・・202万円
2.0i-L EyeSight・・・226万円
2.0i-S EyeSight・・・247万円
程度になるでしょう。
グレード別の装備も新型インプレッサに準ずる形になるはずなので、上手に2.0Lモデルに誘導するような内容になっているはずです。
車を高く売る、安く買うには
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XVのライバル車
XVのライバル車はというと、3ナンバーのコンパクトSUVということで、トヨタのC-HR、ホンダのヴェゼル、マツダのCX-3、日産のジュークあたりが挙げられます。
それぞれの車の特徴を簡単に紹介していきましょう。
トヨタ、C-HR
C-HRは、2016年12月に発売されたばかりの新型車です。
プリウスと同じTNGAプラットフォームを採用し、ニュルブルクリンクでの耐久レースに参加するなど、走りを徹底的に鍛え上げたとトヨタも自負している車です。
この、TNGAプラットフォームは非常に出来が良く、これまでのトヨタ車の「走りがつまらない」という印象を払拭しつつあります。
そういった意味で、元々走りの良さを求めるユーザーが多かったスバルXVの強力なライバルになるといえます。
ホンダ、ヴェゼル
ヴェゼルは、フィットをベースにして開発されたコンパクトSUVで、2013年に発売されました。
パワートレインはフィットと同じく1.5Lガソリン車と1.5Lハイブリッド車ですが、大きなボディに対応するため、エンジンが直噴化されてパワーアップしています。
ヴェゼルは予想を上回る大ヒットとなり、上で紹介したトヨタ、C-HRのデザインは、ヴェゼルを強く意識していると言われています。(全体的なスタイル、Cピラー内に隠したドアノブなど)
ヴェゼルはフィットがベースなので、走りは特筆すべき部分はないものの、ガソリン車なら192万円~というお手頃感も人気です。
また、C-HRよりもボディサイズが若干小さいにも関わらず室内空間は広く、実用性はヴェゼルの方が高いと言えるでしょう。
マツダ、CX-3
CX-3は、デミオをベースとしたコンパクトSUVです。
ヴェゼルから始まったコンパクトSUVブームに乗って開発されました。
CX-3の最大の特徴は、パワートレインがディーゼルエンジンのみである。ということです。
2.4Lガソリン車並の最大トルクを発揮する1.5Lのディーゼルターボエンジンを搭載し、市街地での力強い加速が自慢です。
ところが、最近のCX-3は販売が今ひとつ振るいません。
2017年中にはCX-3にガソリンモデルが投入されるという情報が出ています。
CX-3、ガソリン車発売の情報はこちらの記事で詳しく説明しています。
マツダ CX-3 ガソリン車 発売日は2017年末頃か。CX-3 マイナーチェンジは2017年!
日産、ジューク
ジュークは、2010年に登場した、今回紹介したSUVの中では一番古いモデルです。
コンパクトSUVブームの中にありながら、少し奇をてらったデザインのため、爆発的ヒットには至りませんでしたが、周りの人と同じものを嫌う個性的な人々に底堅い人気の車です。
ジュークは、2017年にフルモデルチェンジされ、もう少し一般的なデザインになると予想されています。
新型ジュークの出来次第では、XVの強力なライバルになるかもしれません。
XVの歴史
XVは、2010年に登場したスバルのコンパクトSUVです。
ここで簡単に、XVの歴史を紹介していきましょう。
初代、インプレッサXV
初代XVは、インプレッサXVという名前で販売されていました。
3代目インプレッサをベースに、専用フロントグリル、バンパー、ルーフレール、スポイラーなどを装着し、1.5Lエンジンと2.0Lエンジンがラインナップされていました。
走行性能を上げるため、サスペンションはXV専用のものが使用されています。
元々のインプレッサの出来の良さに加え専用サスペンションの効果があったのか、モノコックボディーのSUVとしては走行性能が高く人気となりました。
初代インプレッサXVは、インプレッサのフルモデルチェンジに伴って2012年に販売を終了。わずか1年と少しの販売期間でしたが、一定の人気があったため、2代目へとフルモデルチェンジされました。
2代目XV
2012年にフルモデルチェンジされたXVは、車種名からインプレッサの名前が取れました。
インプレッサの名前がとれたとはいえ、インプレッサがベースであることには変わりません。
ボディサイズが大きくなったことから、エンジンは2.0Lのみになりました。
2013年にはハイブリッドモデルがラインナップされました。
このXVハイブリッドは、モーターだけでは走行できないマイルドハイブリッドですが、モーターのトルクを存分に活かした走りを実現したスバルらしいとも言えるもので、燃費は特筆するほどではありませんが、走りを重視する人たちに人気となりました。